こんにちは。
Fuku Meditationの大戸悦子です。
アクセスいただき、ありがとうございます。
私たちは朝起きてから夜眠るまでの間、数えきれないほど多くの「動作」をしています。
歩く、顔を洗う、シャワーを浴びる、ドアを閉める、着替える、靴を履く、車を運転する、話をする、食事をする、人と話をする、書類を作る・・・
キリがないほど多くの動作をしています。
さて。
これら数多くの動作のうち、どれだけの動作に心がいきわたっているでしょうか。
例えば、出かけてしばらくして「家の鍵をかけたかしら?」「電気を消したかしら?」と思うことはありませんか?
確かに鍵はかけているし、部屋の電気も消したのに、考え事をしていたり、逆に無意識にぼーっとこれらの動作をしていませんか?
(私自身もとても身に覚えがあります。。。)
そんな時ってこれらの動作に心はいきわたっていません。
心と体がシンクロしていない状態です。
では、こんな場合はどうでしょう。
とても美味しい茶葉があって、お気に入りのお茶碗に大切なお客様のためにお茶を淹れるとき。
そんな時は考え事をしたりぼーっとしながらお茶は淹れませんよね。
とても丁寧に、最後の一煎まで丁寧に淹れていると思います。
心と体がシンクロしている状態です。
この、心と体がシンクロしている状態のことを「マインドフルでいる」と言います。
マインドフルでいる時は、周囲の状況がきちんと見渡せているし、考え事に捕まらず「今ここ」にいます。
そして、マインドフルネス瞑想では、この心と体がシンクロした状態になる練習をしているのです。
座布に座り、姿勢を整え、座っているときの動作=呼吸に意識を置きます。
集中しすぎるのでもなく、五感を開いて、ただ呼吸に意識を置く。
当然思考や感情が湧き上がりますが、「思考」とラベルを貼ってまた呼吸に意識を戻す。
この練習の積み重ねをすることで、日常生活の中で自分の感情や思考に捕まることなく心と体をシンクロさせることができるようになるのです。
心と体がシンクロしてマインドフルでいる時は、落ち着いていて、穏やかで、先入観に囚われておらず、自分自身や周囲の環境が明晰に見渡せています。
理屈ではわかっていても、それを日常生活で行うことはとても困難です。
ですから、練習はとても大切なのです。
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